小山市議選 最下位市議の当選無効 栃木県選管が裁決

2023年4月に行われた小山市議会議員選挙で1票差で落選した荒井覚氏が、票の再点検を求めた申し立てについて、栃木県の選挙管理委員会は10日、小山市の選挙管理委員会が行った申し立て棄却の決定を取り消し、最下位で当選した片山照美氏の当選を無効とする決定をしたことを明らかにしました。

県の選挙管理委員会による票の再点検の結果、片山氏に無効投票が2票あったことから荒井氏の得票数が1票上回ることになりました。

小山市選挙管理委員会の佐伯一之委員長は「当委員会の決定と異なる裁決の内容だが真摯に受け止めたい。不服がある人は高等裁判所に訴訟を提起できることになっていて、現段階では投票の効力の確定に至っていないため、今後の状況に応じ、適宜対応してまいります」とコメントしています。

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