仏大統領、ガザ空爆停止を要求 民間人殺害に「正当性ない」

10日、パリで開かれた会議で演説するフランスのマクロン大統領(AP=共同)

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆について、民間人の殺害に「正当性がない」として停止するよう強く求めた。英BBC放送が10日、インタビューを放映した。

 マクロン氏はイスラエルの自衛権を認めた上で「まず戦闘の人道的休止を行い、停戦に移行する以外に解決策はない」と指摘。「赤ちゃんや女性、高齢者が爆撃され殺されている。理由も正当性もない」と訴えた。イスラエルが国際法に違反しているかどうかについては明言を避けた。

 マクロン氏は9日の演説でも、民間人を守るための人道的休止を要求、より長期の停戦に向けても努力するべきだと訴えていた。

© 一般社団法人共同通信社