稲見萌寧の米ツアー参戦表明に大きな反響 「逆に好印象になったのかな」

一大決心に大きな反響があったという稲見萌寧(撮影/奥田泰也)

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日(10日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6741yd(パー72)

前週の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で米ツアー初優勝を挙げた稲見萌寧は、今大会の開幕前日(9日)に2024年シーズンの米ツアー参戦を表明した。発表から1日が経ち、稲見の元には大きな反響が届いたという。

かねて日本ツアーの永久シード獲得(通算30勝)を目標に掲げていたこともあり、「『意外』っていう声が多かった。『ずっと国内で』と言っていたので、『急にどうしたの?』みたいな」と周囲の反応を明かす。「逆に好印象になったっていうのは少しあるのかな。応援してくれる方が多い」と表情を緩めた。

米ツアーにも帯同予定の小暮広海キャディ(右)とタッグ(撮影/奥田泰也)

来季の戦いを見据え、今週は1つ歳下で米ツアーに帯同予定の小暮広海キャディにバッグを預けている。「もともと自分でいろいろ考えてやっているのでそこまで相談しているわけではないけど、人としてしっかりしていて頼れるので、安心感があります」と同年代の相棒に全幅の信頼を置く。

「体とスイングがあまりマッチしてない。寒暖差が激しいので疲れもあったのかな」と振り返る初日だったが、4連続を含む6バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「69」にまとめ、首位と5打差の3アンダー19位で滑り出した。(千葉県長南町/内山孝志朗)

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