岩手大生がZOOMOでガイド 学び生かし共存を考えるきっかけに

本番に向けて解説内容を確認する(左から)佐藤日玲さん、倉田賜乃さん、金子聡さん

 獣医師や飼育員を目指す岩手大農学部の学生を中心とする団体が11日、盛岡市新庄の市動物公園ZOOMO(ズーモ、辻本恒徳園長)で解説ツアーを初めて開く。学生6人が講義での学びを生かしながら、30種以上の動物について説明。興味関心を高め、人間と動物の共存を考えるきっかけを提供する。

 環境保全や動物園などをテーマに活動する学生団体、命と自然の学生基地東北支部(二反田(にたんだ)圭佑支部長、会員65人)の活動。当日は展示方法の工夫や生態、シカによる食害や絶滅危惧種の増加などを解説しながら園内を巡る。

 ツアーは同支部会員で動物科学科3年の倉田賜乃(しの)さん(21)が発起人。札幌市の円山動物園で清掃や給餌の手伝いなどボランティアをする大学生の活動を知り、ズーモでも何かしたいと5月末に立案した。

 午前11時10分~午後3時15分。途中参加や当日参加も歓迎する。参加無料だが入園料が必要。

© 株式会社岩手日報社