賃金・物価 ステージ転換図る正念場 連合栃木・定期大会

9万人の組合員が加盟する労働団体「連合栃木」は10日、宇都宮市内のホテルで定期大会を開き、これから2カ年の運動方針などを決めました。

大会には、連合栃木の役員や、加盟する組合員など160人が出席しました。

冒頭のあいさつで吉成剛会長は、今年日光市で「G7・男女共同参画女性活躍担当大臣会合」が開かれたことなどを受けて「ジェンダー格差解消の実現を推進していきたい」と述べました。

今年は、物価高や人手不足などの要因があったとしつつも、30年振りとなる高い水準の賃上げが実現したことについて「組合員が労働者の切実な声を伝えるため真摯な団体交渉がなされた結果」と手ごたえを口にしました。

また大会では、次期の衆議院選挙に向けて栃木県の小選挙区で立候補を予定している、立憲民主党の現職と新人の合わせて4人に推薦を出したことが報告されました。

ほかにも、これから2年間の運動方針を決めたほか役員の改選が行われました。

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