柔道の羽賀が強化指定辞退 リオ五輪銅、現役は続行

羽賀龍之介

 2016年リオデジャネイロ五輪柔道男子100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(32)=旭化成=が、X(旧ツイッター)で全日本柔道連盟に強化指定辞退届を提出したと11日までに明らかにした。強化指定から外れると、国際大会の日本代表選考で対象外になる。現役は続行し、体重無差別で争う来年4月の全日本選手権へ準備を進める。

 宮崎県出身の羽賀は神奈川・東海大相模高、東海大と強豪校を歩み、10代から活躍した。切れ味鋭い内股を得意とし、15年世界選手権で初優勝。全日本選手権は20年に初制覇した。Xで「代表としての使命感、重圧、いろんな経験をさせていただきました。大きな財産です」などと記した。

© 一般社団法人共同通信社