【エリ女王杯/穴ライズ】「ディヴィーナが人気なら……この馬も再評価」 前日“8人気”前後の刺客

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■ルージュエヴァイユ

前走の府中牝馬Sは、発馬でうまくダッシュがつかず後方からの競馬。直線では大外からよく脚を伸ばしたが、楽に逃げたディヴィーナをハナ差捕えきれず2着惜敗となった。何ともスタートが悔やまれる結果で、ポテンシャルは勝ち馬と比べて互角以上と判断する。

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2走前のエプソムCは道中2番手を追走。最後はジャスティンカフェの末脚に屈したものの、2着を死守している。前半は11秒台のラップが続き、先行勢には厳しい流れとなったが、それでも最後まで渋太く踏ん張っていた。近2走はいずれも敗れているものの、レース内容は高く評価していい。

まだ重賞勝ちがなく、格では見劣りする。ただ、前走で僅差だったディヴィーナが人気なら、この馬も評価する必要がありそうだ。前に行って良し、控えても良しと、自在性があり器用なタイプ。周りの出方に合わせてレースを進められるのが強みで、距離延長を差し引いても好走を期待したい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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