【エリ女王杯/穴ライズ】「過去10年7勝の4歳馬で、相手に入れたい1頭」 単勝オッズ“2桁”想定

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■ライラック

阪神コースで行われた昨年のエリザベス女王杯では、12番人気ながら最後は大外から力強く脚を伸ばし、ウインマリリンと同着の2着に激走。当日は重馬場発表だったため、苦手な瞬発力勝負ではなく、底力比べになったのも奏功したようだ。

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今年は日経賞から始動して4着。その後はいいところがなかったものの、3カ月半の休養を挟み臨んだ前走の府中牝馬Sでは、鋭く追い込み3着に善戦している。ひと夏を越して力を付けたことに加え、同性相手ではポテンシャルが上位なのだろう。上がり3F33秒0の脚を使えたように、決め手勝負に対応できたことも高く評価したい。

今年からエリザベス女王杯は京都開催に戻り、当日の天気予報から良馬場で行われる公算が高い。昨年とは条件が一変するが、直線の長い京都外回りは歓迎であるし、前走の内容から良馬場での差し脚比べも望むところだ。過去10年7勝と4歳馬が好調なことも含め、相手に入れたい1頭。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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