カップ入りうどん持ってGO 岡山・名玄、食べ歩きやSNS意識

手軽にテイクアウトできるカップ入りの「名玄GO」。肉うどん(左)とかけうどんがあり、シェアを呼びかけている

 うどん持ってどこでもGO!! セルフうどん店の発祥として知られている「名玄」(岡山市中区平井)が、カップ入りのうどん「名玄GO」を販売している。テイクアウトでき、SNSに投稿したくなるようなインパクトのある見た目でシェアを呼びかけている。

 ドリンク用カップにうどん1玉、冷たいだしとワカメや天かす、ネギなどが入っている。梅がトッピングされたかけうどん(360円)、肉うどん(540円)の2種類をラインアップする。食べ歩きを意識し、だしも全て飲み干せる量にしている。

 1976年創業の名玄は、いりこを使わずにカツオと昆布から取っただし、オリジナル配合の国産小麦を使った麺にこだわりがある。今年3月、倉敷市美観地区に新店をオープン。観光地では食べ歩きをしながら購入したドリンクを撮影している人たちが多く、うどんもそんなふうに楽しんでもらいたいと商品化を思いついたという。

 平井秀和専務(40)は「県外の人にも写真を撮って『#名玄GO』でシェアしてもらい、自然にお店の名前やセルフうどんの歴史が広まっていったらうれしい」と話す。

 商品は倉敷と、岡山の店舗で購入できる。

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