アルテタ監督、ラムズデールに早急な決断を避けるよう警告「目標を達成するには全員の力が必要」

写真:リーグ戦ではベンチ生活が続くラムズデール

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、正守護神から控えGKへと立場が変わったイングランド代表GKアーロン・ラムズデールに対し、自身の将来について決断を急がないよう警告した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

ラムズデールは今シーズン開幕当初はレギュラーだったが、プレミアリーグでは第5節エヴァートン戦以降、ブレントフォードからローン移籍で加入したスペイン代表GKダビド・ラヤに正守護神の座を奪われる形に。ラムズデールの出番はカップ戦に限定され、ここまでの先発出場は7試合にとどまっている。

ラムズデール自身は来年夏にドイツで行われるUEFA EURO 2024への出場を熱望しているが、イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督はラムズデールに対し、クラブで出場機会が得られない場合はEURO 2024には出られないと通達。それもあり、来年1月の移籍マーケットでアーセナルを離れるのではないかと噂されている。

このような状況を受け、アルテタ監督は次のように語り、ラムズデールに対して来年1月以降もクラブにとどまるよう要請している。

「私たちは選手に対して最善を尽くしたいと考えているし、そうできるようトライしている。時にはポジティブな、時にはそうではない影響を与えることも分かっている」

「これはチームスポーツであり、それぞれの役割を果たさなければならない24名の選手が必要だ。そして、8月に与えられた役割は、3月には全く別の役割になっているかもしれない」

「だから私の経験上、早急に決断を下すのは決していいことではない。チームには達成しなければならない特定の目標がある。それを達成するには全員の力が必要であり、アーロンはチーム内で非常に重要な役割を担っている」

指揮官から評価されていないわけではないが、試合に出られていないのは事実。ラムズデールは来年1月、どのような決断を下すのだろうか。

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