ハチ生誕百年に「感謝」の手紙 出生地の秋田でイベント

「HACHIフェスin大館」のステージに登場した秋田犬=11日午後、秋田県大館市

 1923年11月に秋田県旧二井田村(現・大館市)で生まれ、東京・渋谷駅で主人を待ち続けたエピソードで知られる「忠犬ハチ公」の生誕100年を祝うイベントが11日、大館市の観光施設で開かれた。銅像に花輪がかけられ、地元の小学生が「ハチを通して人とのつながりができた」と感謝を伝える手紙を朗読した。

 イベントは「秋田犬の里」で開かれ、ゆかりのある長谷部健渋谷区長や前葉泰幸津市長、ハチ生家の斎藤良作さん(74)、地元小学生ら約80人が参加した。

 小学6年松田実樹さん(12)が「大切な人を待ち続ける美しい心をくれた。ハチやハチを育てた人全てに感謝したい」などとつづった手紙を読み上げた。

© 一般社団法人共同通信社