通信事業者などをかたる男らに現金60万円をだまし取られたとして、新潟県三条市の70代女性が11月11日までに、三条署に被害を届け出た。三条署は特殊詐欺事件とみて調べている。
三条署によると、女性の携帯電話に11月8日、実在する通信事業者名をかたったショートメールが届き、記載の番号へ電話すると男から「登録しているサイトの利用料金などが未納」と言われた。女性は指定された口座にATMから10万円を振り込んだ。
11月9日、個人情報保護関連の協会を名乗る男から電話があり、「他のサイトの利用料金も未納」と言われ、ATMから50万円を振り込んだ。
11月10日にも「ハッキングされウイルスに侵されている」などとする電話があったため、女性が同居家族に相談して詐欺被害に気付き、10日に被害を届け出た。