近畿で「木枯らし1号」、装いも冬模様 昨年より2日早く 神戸では瞬間風速16m

急な冷え込みに上着を着込んで歩く人たち。ショーウインドーも冬の装い=11日午後、神戸市中央区(撮影・中西幸大)

 大阪管区気象台は11日、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表した。昨年より2日早く、各地で急に冷え込みが強まった。

 同気象台によると、11日午前0時23分に神戸市で最大瞬間風速15.9メートル、滋賀県彦根市で同0時56分に16.1メートルなどを観測した。

 この日の最高気温は神戸市で11月中旬並みの16.8度、豊岡市で12月上旬並みの13.0度。兵庫県内では11月に入っても最高気温25度以上の夏日になるところがあったが、短期間で一気に季節が進んだ。

 10月下旬から12月下旬にかけて冬型の気圧配置となり、最大風速8メートル以上で北寄りの風が初めて吹いた日が木枯らし1号の発生日とされている。(上田勇紀)

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