再燃するリュディ・ガルシア監督解任論 今節のエンポリ戦に大きなプレッシャーがかかる

写真:就任当初から解任の声が上がっているリュディ・ガルシア監督

今シーズン、ナポリの監督に就任したリュディ・ガルシアが解任の危機に瀕しているという。

11月12日に行われるセリエA第12節のホームでのエンポリ戦で勝利できなかった場合、リュディ・ガルシア監督を解任する可能性があるとイタリア紙『コリエーレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

昨シーズン、圧倒的な強さでスクデットを獲得したルチアーノ・スパレッティ監督に代わり、ナポリの監督に就任したリュディ・ガルシア監督。ここまでリーグ戦は6勝3分け2敗の勝ち点21と4位につけており、首位インテルと勝ち点差は7。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループCに入り、2勝1分け1敗の2位と決勝トーナメント進出圏内に位置している。

現地時間11月8日に行われたCLのグループリーグ第4節のウニオン・ベルリンとの対戦では、1-1と引き分けた。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は試合後に、選手や監督に対して激怒したとイタリアのウェブサイト『TUTTOmercato』が報じている。

デ・ラウレンティス会長は今シーズンの結果に失望しており、プレー内容にも不満を募らせているという。セリエAのミラン戦と、CLでのウニオン・ベルリン戦に引き分けたことで解任論が再燃しているとのことだ。

10月のインターナショナルマッチウィーク中には、ガルシア監督の後任候補としてアントニオ・コンテ氏の名前が浮上したが、コンテ氏は「今は、家族との時間を楽しむ」としてナポリの監督就任の噂を自身のSNSにて一蹴している。

ナポリは今節のエンポリ戦後、インターナショナルマッチウィークをはさみ難敵との相手が続く。アウェーでのアタランタ戦に始まり、CLでレアル・マドリードと、続いてインテル、ユヴェントスと非常に厳しい連戦が待っている。リュディ・ガルシア監督にとって今節のエンポリ戦は大きな正念場となるだろう。

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