ブンデスリーガ第11節、シュツットガルトvsドルトムントが11日に行われ、2-1でシュツットガルトが逆転勝利した。シュツットガルトのDF伊藤洋輝はフル出場、MF原口元気はベンチ入りも出場しなかった。
前節ハイデンハイムに敗れて2連敗となった3位シュツットガルト(勝ち点21)は、ここ2試合欠場していたギラシーがベンチ入りした中、伊藤が[3-4-2-1]の左センターバックでスタメンとなった。
一方、バイエルンとのデア・クラシカーを惨敗した4位ドルトムント(勝ち点21)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のニューカッスル戦を勝利して死のグループで首位浮上とした。すかさずバウンスバックしたドルトムントは、ニューカッスル戦と同様のスタメンで臨み、フュルクルク、アデイェミ、ブラントの3トップとする[4-3-3]でスタートした。
試合は10分、アントンのスルーパスを受けたウンダブがGKコベルに倒されてシュツットガルトがPKを獲得する。しかしキッカーのヒューリッヒはシュートをGKコベルに止められてしまう。
先制のチャンスを逸したシュツットガルトだったが、その後も攻勢に出て、20分にミロ、23分にはルウェリングがGK強襲のシュートを放って圧力をかけていく。さらに31分にも好機。ルウェリングがゴール至近距離からシュートを放ったが、GKコベルに阻まれた。
すると36分、劣勢のドルトムントが最初のチャンスで先制する。フンメルスの負傷を受けてポジションを右サイドバックに変えていたリエルソンのクロスをフュルクルクが押し込んだ。
それでも42分、シュツットガルトがすかさず追いつく。伊藤のロングフィードをルウェリングが受けてスルーパス。ボックス内に侵入したウンダブがGKとの一対一を制した。
迎えた後半、ロイスとマレンを投入したドルトムントに対し、シュツットガルトは54分に逆転のチャンス。ショートカウンターの流れからボックス左に侵入したヒューリッヒだったが、GKとの一対一を決められない。
62分にザビッツァーのシュートがポストに直撃してヒヤリとしたシュツットガルトは67分にギラシーを投入。
終盤にかけても押し込むと、82分にこの試合2つ目のPKを獲得する。スルーパスに反応したサイラスがボックス内でGKコベルに倒された。
これをギラシーが決めて逆転したシュツットガルトがそのまま勝利。エースのゴールで連敗を止め、ドルトムントとの上位対決を制している。