マラソンが趣味の入善町青木の兼業農家、森下吉光さん(66)が、青山学院大陸上部に駅伝の活躍を願って入善産米を贈ったところ、返礼に原晋監督から「希望」と記された色紙が届いた。森下さんは今春から新たな仕事を始めたことをしたためた手紙を同封しており、第二の人生スタートにふさわしい言葉を寄せてくれた原監督の心遣いに感激している。
森下さんは今夏の猛暑で米作りが厳しかったことや黒部市内で社会福祉士事務所「スターウェル」を開業したことに触れながら「おいしい入善米で力を付け、ぜひ箱根駅伝で優勝してほしい」との手紙を添え、自身が作ったコシヒカリの新米30キロを10月中旬に贈った。
今月、そのお礼色紙や今年度の駅伝部員の写真などが送られてきた。原監督の色紙に加え、寮母を務める美穂夫人の「感謝」と記した色紙もあった。
森下さんは「私の人生に寄り添ってくれるような言葉を頂き、感謝している」と喜び、新たな仕事にまい進し、マラソンも続ける決意を新たにしている。