〈いしかわ百万石文化祭2023〉高まる将棋人気、全国から500人野々市で大会と交流会

プロ棋士が見守る中で対局する児童=野々市市文化会館フォルテ

  ●野々市でフェスティバル 

 国民文化祭「いしかわ百万石文化祭2023」の野々市市文化団体事業「将棋フェスティバルIN野々市」(北國新聞社特別協力)は11日、市文化会館フォルテで2日間の日程で始まった。藤井聡太八冠の活躍で将棋人気が高まる中、初日は全国から集まったファン約500人が腕前を競い、プロ棋士と交流した。

  ●井道(珠洲出身)女流二段ら参加

 ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭連携事業として開催された。初日は個人戦が行われ、子どもから高齢者まで幅広い年代の愛好者が対局した。木村一基九段、豊川孝弘七段、都成(となり)竜馬七段、室田伊緒女流二段、井道(いどう)千尋女流二段=珠洲市出身=が対局を見守った。

 会場には、2月に金沢市の北國新聞会館で指された第48期棋王戦(北國新聞社主催)5番勝負第2局に使われた駒など、藤井八冠ゆかりの品が展示された。今年の全日本アマチュア将棋名人戦県大会A級を制した河内健太郎さんと都成七段の公開対局も行われた。

 最終日の12日は全国の強豪が参加する選抜大会や、プロ棋士による講座が開かれる。

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