「自分たちのスタイルを貫きキックオフから攻めていけ」きょう決戦! 残り1枚のJ1自動昇格切符をつかむのは清水エスパルスか ジュビロ磐田か

いよいよ、11月12日、運命の一戦を迎えます。明治安田生命J2リーグ最終節、J1への自動昇格は残り1枠。清水エスパルスとジュビロ磐田がすべてをかけて臨みます。サポーターのボルテージも最高潮に。両クラブがJ1に復帰するためのポイントを探りました。

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現在2位の清水エスパルス。前節、21位大宮アルディージャに4対0と大勝して波に乗り、J1に一番近い、ポジションにいます。

「普通に勝てば大丈夫」

「ここまで来たら本当に自分たちのスタイルを貫いていくことがすごく重要になる」。こう語るのは、元サッカー日本代表でサッカー解説者の太田吉彰さん。エスパルスの強みを聞きました。

「エスパルスのよさは攻撃力。前半の立ち上がりで得点が取れるとすごく強い。最終節でプレッシャーもあると思うが、権田修一選手、乾貴士選手と経験のある選手がいるので、そこが中心となってチーム全体で戦うことが必要」

声援を送り続けてきたオレンジサポーターは、自信をもって最終節に向かいます。

<エスパルスサポーター>
「期待しているのはFW陣の得点力なので、バンバン決めてもらいたいと思う」
「普通に勝てば上がれるから大丈夫かなと思っています」
「頑張れ!エスパルス!」

「上を意識せず勝ち切れ」

エスパルスとの勝ち点差はわずか1、3位と猛追するのがジュビロ磐田。エスパルスの結果次第ですが、まだ自動昇格の可能性を残しています。「清水が勝った場合は自動昇格はなくなる。ただそこは意識せず、しっかりと勝ち切ることが重要。サポーターの声援、ものすごく応援してくれると思うので、そういったところも力にすることが大切だと思う」(太田さん)

サポーターは逆転での自動昇格を信じています。

<ジュビロサポーター>
「また強いジュビロをJ1で見たいので、とにかく勝って頑張ってもらいたい」「(逆転昇格すれば)日本全国の中で1番磐田が有名になる機会。ぜひJ1に昇格してください、頑張って!」

J1復帰をつかみ取るためには

1年でのJ1復帰への条件をおさらいします。

2位清水が勝利の場合は、無条件で清水のJ1復帰が決定となります。

清水が引き分け、もしくは敗戦の場合は、磐田と4位の東京ヴェルディがともに引き分け以下なら、勝ち点が並んだとしても得失点差で清水が上回るため、清水のJ1復帰が決まります。

ただ、磐田、東京Vのどちらかが勝利した場合は、勝利したチームの昇格決定となります。

太田さんは、両クラブに望むこととして、自分たちのスタイルを貫くこと、キックオフから攻めていくことを挙げていました。

両クラブ、最終節はアウェイでの戦いです。とてつもないプレッシャーがかかる一戦こそ、サポーターの声による後押しが選手を鼓舞するカギになります。

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