【佐伯】ジャズの生演奏やワイン、パエリアなどの飲食を楽しめる「佐伯港街バル」が18日午後4時半から、佐伯市葛港の佐伯魚市場がある埠頭(ふとう)で催される。木製のテーブルとイス(約500席)が設置された会場は裸電球の明かりだけがともされ、埠頭の先端にはたき火ブースも設けられて夜の港の雰囲気を満喫できそう。
「港で楽しめる新たなイベントを」と、市内の会社に勤務する広瀬克樹さん(31)=マツオカ、山本祐之介さん(31)=サンテツ=が中心となって実行委員会を組織。来年のJRデスティネーションキャンペーンも見越し、夏前から市観光協会などと開催準備を進めてきた。
バルは南欧の飲食文化の一つで、会場は気軽に立ち寄って酒や食事ができる交流の場というイメージ。
飲食ブースではワインや地元の日本酒、ソフトドリンクなどを扱う7店と、創作イタリアン、カキなどの海鮮焼き、ジビエ料理などの6店が並ぶ予定。ピザ、ローストビーフ、スイーツなどが楽しめるトラックブース(11台)も。
ステージでは大分市のトリオザファイヤー、ケローズなどが生演奏。たき火ブースは火を眺めながらコーヒーも楽しめる。
広瀬さん、山本さんは「地元を盛り上げたいと企画し、ジャズが流れる少し大人向けのおしゃれな場を目指した。おいしいお酒と食事、新しい佐伯の雰囲気を味わってもらえれば」と話した。
駐車場も周囲に用意している。実行委は「JRなど公共交通機関の利用を。車で来場の際はハンドルキーパーを確保して乗り合いで」と呼びかけている。