紅葉の名所で知られる豊後大野市朝地町上尾塚の用作(ゆうじゃく)公園で11日、用作夜神楽「水鏡(みずかがみ)」があった。心字池(しんじいけ)に設置された特設水上舞台で、町内の2神楽座が勇壮な舞を披露。ライトアップされたモミジやカエデが水面(みなも)に映し出され、来場者は幻想的な光景を楽しんだ。
地元有志でつくる実行委員会の主催。新型コロナウイルス禍のため4年ぶりに開かれた。
板井迫神明社神楽座と深山流朝地神楽保存会が「柴曳(しばひき)」「八雲払(やくもばらい)」など7演目を繰り広げた。会場には多くの人が集まり、幽玄の世界を堪能した。
竹田市竹田の自営業中村正史さん(65)は「池に紅葉が映りとてもきれい。外国の人にも喜ばれそうないいイベントだと思う」と話した。