武者行列や騎馬の疾走「戦国絵巻」 大分市で大野川合戦まつり【大分県】

「騎馬の疾走」では、武者を乗せた馬が客席前を駆け抜けた=11日午後、大分市中戸次の大野川河川敷

 【大分】第19回「大野川合戦まつり」が11日、大分市中戸次の大南大橋下の大野川河川敷で始まった。騎馬の疾走や武者行列があり、来場者を戦国時代へといざなった。12日まで。

 大野川の河原は1586年に大友・四国連合軍と島津軍が激突した「戸次川の合戦」の舞台。戦没者の慰霊や歴史の継承とともに地域振興にもつなげようと、地元の住民や団体などでつくる実行委員会が毎年、同まつりを開いている。

 戦国歴史交流演武大会では、武者姿の演者らが殺陣、寸劇、火縄銃の演武などを披露。往事を再現した「合戦絵巻」や、打ち上げ花火などもあった。

 騎馬の疾走は、武者を乗せた6頭の馬が客席の前をさっそうと駆け抜けた。観覧した同市中戸次の今宮葵さん(11)=戸次小5年=は「侍が大きな馬を自在に操っていて格好良かった」。

 最終日は午前10時半から、同市竹中の天面山を会場に神楽、餅つき大会、大分豊府高吹奏楽部の演奏がある。

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