純白帽、りりしい姿で宝塚の魅力PRへ 観光大使「サファイア」に2女性決まる 兵庫

第12期観光大使「リボンの騎士『サファイア』」に選ばれた山口恵里菜さん(右)と中川眞穂さん=宝塚市立手塚治虫記念館(提供写真)

 歌劇のまち・兵庫県宝塚市の魅力をPRする第12期観光大使「リボンの騎士『サファイア』」に、同市の山口恵里菜さん(20)と大阪府豊中市の中川眞穂さん(22)が選ばれた。2人は来年2月から本格的に活動。イベントに参加したり交流サイト(SNS)を活用したりして、宝塚の観光情報を発信する。(西尾和高)

 サファイアは宝塚市ゆかりの漫画家、手塚治虫さん(1928~89年)の代表作「リボンの騎士」の主人公で王女。市などは今夏、かれんでりりしいサファイア王女のイメージにふさわしく、市に愛着を持つ18歳以上(高校生を除く)を対象に観光大使を募集し、10月、応募者52人の中から書類審査や面接で2人を選んだ。

 手塚さんの誕生日でもある今月3日、同市武庫川町の市立手塚治虫記念館で任命式があり、第11期サファイアの河西美帆さんと中之薗佳純さんからサファイアの純白の帽子が2人に引き継がれた。

 現在、県立大2年生の山口さんは「大好きな宝塚市に恩返しする機会をもらい、とてもうれしい。まちの良さを世界に広めたい」と決意。中川さんは「憧れの白い帽子をかぶせてもらい、サファイアになった責任を感じた。全力で宝塚市をPRできるように頑張りたい」と誓った。

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