農商工の魅力多彩に、日立市産業祭 茨城 12日まで

日立市産業祭で考案した特別メニューを販売する小中学生=同市東成沢町

茨城県日立市の地場産品を展示販売する市産業祭(同実行委主催)が10日、同市東成沢町の市池の川さくらアリーナで開幕した。日立駅前大型商業施設による「出張ヒタチエ」など108事業者が並び、家族連れらが地元の商工業製品や農産品の魅力に触れた。12日まで。

秋恒例の催しで今年で45回目。2日間で約13万人の来場を見込む。軽食や日用品、家電フェアなども並び、親善友好都市の群馬県桐生市の絹製品や山形県山辺町の農産品も人気を集めた。ステージでは踊りや演奏が繰り広げられ、会場を盛り上げた。

市の「ひたちあきんど探検少年団」で活動する小中学生は、食品スーパー「マルト」と協力して考案したチーズ春巻やケーキを販売。団員の岡田ひかりさん(10)は「お客さんとのやりとりが楽しい」と話し、元気な声で来場者に商品をPRしていた。

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