サッカー界最高のコンテンツに君臨してきたUEFAチャンピオンズリーグ。来季2024-25シーズンからは大会フォーマットが新しくなる。
これまでは32チームが本大会に出場してきたが、来季からは36チームに増える。さらに、今季までは4チームが8グループに分かれる形だったが、新フォーマットでは全36チームが単一のリーグ戦に参加。
リーグフェーズ(旧グループステージ)はホームアンドアウェイでの対戦ではなく、異なる8チームとホーム4試合・アウェイ4試合で戦う。対戦する8チームは、全チームを4つにポット分けをしたうえで抽選で決定される。
リーグフェーズで上位8位に入ったチームは決勝トーナメントに自動進出。9位~24位だったチームは、残りの8枠をかけてホームアンドアウェイ形式のプレーオフで対戦する。25位以下のチームは敗退となり、UEFAヨーロッパリーグへの出場も与えられない。
決勝トーナメント以降は既存の形式と同じで、決勝戦はUEFAが選定した中立地で行われる。
この新CLにレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は不満のようだ。ペレス会長はヨーロッパスーパリーグ構想を主導してきた人物。
『Record』によれば、同会長は新CLは「つまらない試合」と一蹴し、あらためて欧州スーパーリーグの必要性を唱えていたとのこと。
「フットボールは前例のない組織的危機を迎えている。我々は変わらなければ生き残れない。
サッカーはUEFAの所有物ではない。スーパーリーグはこれまで以上に必要だ。
クラブは自分たちの運命とフェアプレーをコントロールしなければならない。多くのクラブが好き勝手やってしまう。透明性のある統治機構が必要だ。
UEFAのマネジャーたちは、その逆の方向に進んでいる。
おもしろくない試合が増えるフォーマットによって、誰も理解できないような不合理で無意味なプロジェクトを行っている。
1試合あたりの価格は41%も下がった。これはUEFA理事会が支配を続けるために最も適したフォーマットなのだ。
UEFAは自らを刷新して他のスポーツやエンターテインメントがもたらす脅威に気づくことを怠り続けている。サッカークラブはフォーブス誌のランキングで追い抜かれた」
UEFAの姿勢は怠慢だと批判していたようだ。
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実際に新しいCLが始まった時には様々な反応が起きそうだが、果たして。