愛猫が「お尻を上げる」仕草をするときの2つのキモチ 上手にお応えするための方法も

1.大好き♡

猫がお尻を上げるときの気持ちとして多いのが、飼い主さんに対する親愛アピール。大好きな飼い主さんのおしりをなでなでしてほしいから、お尻をあげているのです。

猫にとってお尻は分泌腺や神経が集中する場所ですので、誰にでも触らせていい場所ではありません。

お尻というユニークな部位ではありますが、大好きな飼い主さんだからこそ、信用しているサインとして触らせてくれようとしているのです。猫なりの親愛アピールともいえます。

2.なでてほしい!

前述の通り、猫のお尻にはフェロモンを分泌する部位があり、骨盤に神経が集中しています。そのため、おしり周辺へのほどよい刺激は猫にとっては心地よいという意見もあります。

実際、飼い主さんにお尻をなでなでされている猫達の中には、うっとりとした表情でくつろいでいる子も多く見かけます。

とはいえ、あまりしつこく撫ですぎたり強く触ると猫も怒ってしまいます。

お尻を撫でるのは優しく、短時間を意識しましょう。その他、猫が撫でられているお尻を気にする素振りをみせたら撤退するのも有効です。

発情期の場合も

猫がお尻を上げる理由のひとつとして、「発情期」もあげることができます。

オス・メスどちらも、発情期中はお尻を上げる頻度が増え、スプレーやロードシスなど特有の仕草を行うようになります。

発情期中は「お尻を上げる」仕草以外にも、「鳴く頻度が増える」「攻撃的になる」「床に体を擦りつけるようになる」など、普段とは違った仕草が増える傾向にあります。

猫がお尻を頻繁にあげるようになり、いつもと違う仕草が目立つ場合は発情期である可能性を疑いましょう。

愛猫が「お尻を上げる」仕草に上手にお応えするポイント

猫がお尻をあげて、撫でて欲しそうに近づいてきたら、優しくゆっくり撫でてあげましょう。しっぽの付け根あたりを撫でてあげると、猫は気持ちよさそうにリラックスします。

このとき大事なのは、しつこくならないようにすること。数分程度なでたら、一度中断してあげましょう。

また、お尻をあげている理由が発情期に由来する場合は注意が必要です。このときに愛猫に下手に触ると、攻撃されてしまうかもしれません。他の発情期特有の仕草がないか、きちんと見極めましょう。

まとめ

猫のお尻は、分泌腺や神経が集まるエリアなので猫にとってはとても大切な部位です。そのような大切な部位でも、信頼している飼い主さんだからこそ撫でて欲しいと思うのです。

今回の記事を参考に、飼い猫がお尻をあげて甘えてきたら優しく対応してあげてください。きっと嬉しそうな表情を浮かべるはずです。

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