「龍が如く8」全国体験会・東京会場レポート――横山昌義氏、中谷一博さん、ksonさん、佐山愛さんらスペシャルゲストの囲み取材も実施

セガが全国各地で実施しているPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Windows/Steam)用ソフト「龍が如く8」の全国体験会。11月11日に東京・池袋サンシャインシティにて行われた、東京会場の模様をお届けする。

11月9日には、スピンオフ作品である「龍が如く7外伝 名を消した男」(以下、「7外伝」)が発売されたばかりの「龍が如く」シリーズだが、2024年1月26日には、ナンバリングの最新作となる「龍が如く8」の発売が予定されている。

今回東京にて実施された体験会では、そんな「龍が如く8」(以下、「8」)を一足先に試遊することができるようになっており、朝から大勢のファンが集結。それぞれが夢中になってゲームを楽しんでいた様子だった(出展されていたバージョンは、東京ゲームショウ2023のものと同様)。

あわせて、「7外伝」にてキャバ嬢役で出演するV・YouTuberのksonさん、セクシー女優の佐山愛さん、「龍が如くスタジオ」代表の横山昌義氏、「8」の主人公である春日一番を演じる中谷一博さんの4名が出演するフォトセッションタイムも開催されており、体験会とともに大盛況となっていた。

また、会場では横山氏、中谷さん、ksonさん、佐山さんの囲み取材も実施され、発売を控える「8」を中心に様々なお話を伺うことができた。その模様をお届けしていく。

■札幌や大阪での盛り上がりを受け、東京会場が急遽変更に

左から、中谷一博さん、ksonさん、佐山愛さん、横山昌義氏

――体験会も大盛況ですが、一昨日には「龍が如く7外伝 名を消した男」も発売されました。盛り上がりをどのように感じられていますか?

横山氏:ちょっとどころではなく感じています。実は、元々東京は別の会場を予定していたのですが、札幌や大阪の盛り上がりを受けて、もっと大勢が入れるところじゃないとまずいなと、急遽変更したんです。

東京の会場を発表していなかったのも、ギリギリまで調整をしていたからでして、サンシャインシティさんにご協力いただけたのは非常にありがたかったです。本当にラッキーだったと思います(笑)。

――体験会に参加されてみていかがですか?

佐山さん:私は東京会場だけの参加になるのですが、朝に10分~15分くらいで整理券がはけちゃったという話も聞いていて。それだけ沢山の方が足を運んでくださったのも嬉しいですし、そんなゲームに携われているのはすごく光栄で、幸せな気持ちでいっぱいです。

ksonさん:私は福岡会場にも参加させていただいたのですが、「龍が如く」というシリーズが本当にたくさんの方に愛されている作品なんだなということが改めて分かりました。

とくに驚いたのが、女の子のファンの多さで、自分の推しのバッグを自作されている人もいて、私も作っておけば良かったなと(笑)。ファンの方に実際に会えるのは自分にとってもすごくいい機会で、とても楽しいです!

中谷さん:「龍が如く7」(以下、「7」)の時は、SNS以外でファンの方達と直接交流できる機会がなくなってしまっていたので、こうやって実際にお一人お一人の顔を拝見してお言葉をいただけて、背筋がしゃんとなったというか。本当に愛されているシリーズに参加させていただけるのは幸せなことで、「8」発売にむけて、一所懸命がんばろうと改めて思いました。

――「龍が如く」に参加されて、楽しかった思い出はありましたか?

佐山さん:今回の体験会もそうですし、9月の東京ゲームショウなど貴重な体験をたくさんさせていただいていて、ゲームの中に自分が入れるという機会もそうそうないことだと思うので、その大事な一回目が「龍が如く」で良かったなと。

あとは、隣にいるksonさんもそうなんですが、生キャバ嬢オーディションで選ばれたメンバーとは本当に仲良くさせてもらっていて。PR活動は今日が最後になってしまうかもしれませんが、その先もずっと仲良くいられるような仲間に出会うこともできて、「龍が如く」には、人生においてとっても大事なチャンスだったり、経験をさせていただけたと思っています。今後も、何かあったら飛んでいきます(笑)。

――今日はゲーム中の衣装とは少し違うんですね。

ksonさん:そうなんです。色が逆で、ゲームでは私が赤色を着ていて。私は「龍が如く」がずっと好きで、何かしらの形で関わるのが夢とずっと言ってきていたので、それが叶って本当に嬉しいです。

佐山さん:まさに“夢、叶えし者”ですね。

――ご自身が出演された「7外伝」が実際に発売されましたが、心境はいかかですか?

ksonさん:皆が「攻略しました!」「これあげたら喜んでくれました!」と想い想いの攻略の報告をしてくれているのは嬉しいのですが、ゲーム内だと結構投げやすい女になっているみたいで(笑)。どなたが設定したのかは知らないのですが、そんなに高級じゃないものでも喜ぶ女みたいです。

横山氏:トンカツ弁当でも喜んだりね。まぁ、リアクションがいいだけで、実際には全然好感度の数値は上がってなかったりするんだけど(笑)。

佐山さん:これは中谷さんから聞いたんですけど、私、新鮮な卵のプレゼントでめちゃくちゃ喜ぶらしくて。しかも、室外機の上にあったやつで(笑)。

中谷さん:ワイヤーで拾った室外機の上にあった卵をプレゼントしたら、思いの外喜んでもらえて。

一同:(爆笑)。

ksonさん:あとは、X上で「まるで実写じゃないか」って結構言われてますよね。

横山氏:そうなんです。今回、ゲームのOPとかにも一部実写映像を使ってるんですが、超綺麗なCGだと思ってる方もいるみたいで。

具体的には、最初は実写で、桐生が歩いているところからCGとの融合が始まって、女の子が出てくるタイミングで完全なCGに切り替わるという作りになっているので、全部CGというわけではないです(笑)。今回は生キャバ嬢もあったので、ウチのキャラクターがどれくらい実写に馴染むのか、試してみたのもあります。

佐山さん:めちゃくちゃ馴染んでました。私達も、一部の方から精巧な3Dモデルだと思われているみたいですからね。

横山氏:実は、もう全編実写で撮ってもバレないかもしれない(笑)。

佐山さん:それくらい、CGモデルがリアルになっているということでもありますよね。

横山氏:まぁ、実際にはやっぱりまだ全然そのレベルには達してないし、無理に実写と同じにする必要はないとも思っていますね。

■「8」はシリーズ最大の“化け物”クラスのゲームボリュームに

――中谷さんは、「8」の春日一番を演じられて、苦労された点はありますか?

中谷さん:「7」から「8」まで結構時間が経っているのですが、その間に一番が一般社会に馴染んで、どういう考えで生活をしてきたかは台本では描かれていないので、その空白を自分の中で埋めるのは苦労しましたね。

例えば一番たちの世界では、マスクをつけてステイホームするような出来事はなかったのではないかとか、自分が過ごした時間とのギャップを埋めるのが難しかったかもしれません。

――今回出演されたメンバーには、「7外伝」から「8」に繋いでいくという意味合いもあったのでしょうか。

横山氏:いや、それはまったく狙ってなかったです。今回、体験会で試遊できるのは「8」だけなんですが、本当は「7外伝」の試遊台も出す予定がありました。「7外伝」も発売されてからまだ3日くらいですが、初動だけでもかなりの本数が売れていまして、すでにファンの人に行き届いていると判断して、「8」一本に切り替えたくらいなんです。

メンバーについてはたまたま揃っただけですが(笑)、そういうたまたまでフォーメーションを組んでいつでも行けるのも、「龍」チームのいいところでもありますから。誰が1軍で2軍とかなくて、全員が1軍メンバーだと思っています。

――先日、「龍が如くスタジオ」公式チャンネルで、マーケティングに焦点をあてた密着動画が公開されましたが、こうした試みは非常に珍しいですよね。

横山氏:前提として、去年にマーティングとは別の開発側の密着動画を公開したのですが、それを見て「『龍が如くスタジオ』で働きたい」と思ってくれる仲間が増えているんです。

会社の内情を見せることってリスクもあるんですが、ksonさんも含めて「龍が如く」が好きな人がキャストにも大勢いて、そういう人たちと仕事をするといいものを作れることがあるというのも、ここ1、2年で分かってきていて。

マーケティングの裏側とか、発売前にあそこまで内側を見せるのは興ざめする部分もあると思うのですが、我々の仲間になってくれそうな人に見てほしかったんですね。体験会もその一部ですが、少しでも「龍が如く」と時間を共有したいという人がそれで増えればいいなと思ってやっています。

――その中で、マーケティングについて“祭り”という表現も使われていました。

横山氏:そもそも「龍が如く」って、ゲームを遊んでもらう時間が長いんですよ。「7外伝」は抑えめですが、「8」に関しては過去最大で、化け物じみたボリュームがあります。

1日2日寝ないくらいじゃとても終わらないので、体調を崩したり、二の足を踏んだり積みゲーにしてしまう人も出てしまうと悲しいですよね。そうなると一週間、一ヶ月と継続して遊んでもらうしかないので、そのための気持ちの盛り上げをメーカーとしてやるべきだと思うようになりました。そんな長いゲームを作っておいて、出しっぱなしというのも失礼ですから。

――「7外伝」についてはボリュームを押さえているという話がありましたが、「このくらいの長さがちょうどいい」という意見も目にしました。

横山氏:もちろん、そういった意見もポジティブに捉えています。「7外伝」はその分価格も安くしていますし、そういうものだと捉えて遊んでもらえればいいかなと。

ただ、「外伝くらいのボリュームで間髪入れずに作ってほしい」という意見については、「7外伝」は「8」とネタがあったから作れた部分が大きくて、1からとなるとそう簡単には作れないですね。外伝については、また機会があれば……という形でしょうか。

――ありがとうございました。

・Amazonで「龍が如く8(PS5)」をチェックする PR

・Amazonで「龍が如く8(PS4)」をチェックする PR

(C)SEGA


© 株式会社イクセル