ペドロ・アコスタ、Moto2チャンピオンに輝く。2024年はGASGASテック3からMotoGP昇格へ/第18戦マレーシアGP

 11月12日、2023年MotoGP第18戦マレーシアGP Moto2クラスの決勝がセパン・インターナショナル・サーキットで開催され、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)がMoto2チャンピオンに輝いた。

 アコスタは2004年5月25日生まれで、現在19歳のスペイン人ライダーだ。5歳の時にダートバイクを初めて乗り、9歳になると地方の大会で優勝を挙げた後、Moto3ジュニア世界選手権、レッドブルMotoGPルーキーズカップに参戦していく。

 2020年にはレッドブルMotoGPルーキーズカップでチャンピオンに輝くと、2021年にRed Bull KTM AjoからMoto3クラスから世界選手権のデビューを果たす。そして、初年度から6勝を挙げてルーキーながらにタイトルを獲得する。

 2022年からはMoto2クラスにステップアップすると、初年度は3勝を挙げてランキング5位に入った。今季もMoto2を戦っており、第17戦終了時点で7勝を含む13度の表彰台を獲得。17戦終了時点では、ランキング2位のトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)もチャンピオン獲得の可能性を残していたが、アコスタが第18戦マレーシアGPで2位に入り、50ポイント以上のリードを広げたため、2戦を残してチャンピオンに輝いた。

 アコスタは、2024年にアウグスト・フェルナンデスとともにGASGASファクトリー・レーシング・テック3から最高峰のMotoGPクラスに昇格する。

2023Moto2:ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)

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