バイエルンでゴール量産中のケイン、わずか11試合で昨シーズンの得点王を超える

写真:バイエルンでも得点を量産するケイン ©Getty Images

現地時間11月11日に行われたブンデスリーガ第11節ハイデンハイム戦において、バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインは2ゴールを奪い、4-2の勝利に貢献。これで今シーズンのリーグ戦でのゴールを17に伸ばし、昨シーズンの得点王であるニクラス・フュルクルク(ブレーメン)とクリストファー・エンクンク(ライプツィヒ)の16ゴールをわずか11試合で上回った。

ケインはブレーメンとの開幕節で1ゴールを挙げると、その後はゴールを量産。第5節ボーフム戦、第9節ダルムシュタット戦、第10節ドルトムント戦と3回にわたってハットトリックを達成するなど、高い得点力を示し続けている。

イギリス『BBC』電子版によると、第11節での17ゴール到達は、2019-20シーズンにロベルト・レヴァンドフスキ(当時バイエルン)が記録した16ゴールを上回るブンデスリーガ最多記録だという。また、昨シーズンのプレミアリーグで36ゴールを挙げて得点王に輝いたアーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ)とも同じペースとのこと。

なお、ケインはUEFAチャンピオンズリーグでも4ゴールを奪っており、ハイデンハイム戦での2ゴールによって今シーズンの公式戦通算得点数を21とした。ケインがシーズン20ゴール以上を決めたのはこれで10シーズン連続であり、公式戦通算16試合目での20ゴール到達は、2017-18シーズンの23試合を大幅に短縮する最短記録となっている。

ブンデスリーガのシーズン最多得点記録は、2020-21シーズンにレヴァンドフスキが達成した41ゴール。ケインが現在のペースでゴールを積み重ねた場合、シーズン52ゴールに到達する計算になり、レヴァンドフスキの記録はもちろん、トッテナム時代の2017-18シーズンと2022-23シーズンに記録した30ゴールの自己記録も大幅に更新することになる。

果たしてケインはレヴァンドフスキの記録、そして自身の記録を更新することができるだろうか。

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