パラ競技で日韓中学生が交流 平昌五輪会場、障害の理解促進

パラアイスホッケーを体験する日韓の生徒ら=12日、韓国・江陵(共同)

 【江陵共同】2018年に平昌冬季五輪・パラリンピックが開催された韓国東部の江陵で11~12日、日韓の中学生らがパラアイスホッケーの体験を通じて交流する行事が開かれた。五輪の「レガシー(遺産)」継承を図る財団が主催し、ソウル日本人学校の生徒と地元小中学生が参加。氷上でぶつかり合いながら、障害者スポーツへの理解を深めた。

 平昌大会で銅メダルを獲得した元代表の韓敏洙さん(53)らが講師を務め、同大会で使われた会場でスティックの使い方やドリブルを伝授した。練習後の「日韓戦」で、生徒らは空振りや転倒に笑顔も見せつつ、熱のこもったプレーにはスティックで氷をたたいて称賛し合った。

交流行事で記念写真に納まる日韓の生徒ら=11日、韓国・江陵(共同)

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