猫の「還暦」って何歳?迎えたら考えてあげたいシニアケア4つと、愛猫の長寿をお祝いするアイデアも

猫の還暦は何歳?

猫の還暦は11歳ころで、人の年齢でちょうど60歳です。

たった11年で60歳になるの!?と驚くかもしれませんが、猫は2歳を超えると人の4倍のスピードで歳をとっていくためすぐに還暦を迎えます。人ではまだ小学校高学年のときに猫が還暦を迎えると思うと、猫の歳をとる早さを実感します。

還暦を迎えた猫に考えたいシニアケア5つ

愛猫が還暦を迎えたら次のようなケアを行ってあげると良いです。

1.食事のケア

還暦を迎えたら食事をシニア用に変更するのもおすすめ。というのもシニア期の猫は、嗅覚や味覚が衰えて食欲が減退してしまうことがあるからです。

シニア用のフードは嗜好性が高くなったり(かおりが強い・噛みやすいなど)、腎臓の健康を維持するためにリン含有量が調整されたりしています。ですので、シニア期を迎えた猫にはシニア猫用のフードを用意してあげるのが良いでしょう。

2.運動ケア

シニア期の猫は活動量が低下します。とはいえ、まったく運動しないのはあまり健康的とはいえません。シニア期の猫でも適度な運動は必要なので、登りやすいキャットタワーを用意したり猫の興味をそそるようなおもちゃを使って毎日5~10分程度の運動を目標にしましょう!

もちろん猫の体調を優先して、猫に無理のない範囲で取り入れてみてください。

3.環境ケア

シニア期の猫が暮らす環境は、猫が過ごしやすいようにカスタマイズし直してあげましょう!

たとえば、トイレは段差のないものに変える・食器を高さのある猫用食器に変える・ケージを1段のものに変えるなど。もし猫が四苦八苦していたら、このように猫が過ごしやすい環境に整えてあげてくださいね。

4.デンタル・関節ケア

人もそうですが、シニア期になるとほとんどの猫に現れるお口と関節のトラブル。

歯周病などが顕著に現れて、痛がりご飯を食べなくなる猫もいます。そのため、定期的な口腔チェックや歯磨きジェルなどを使ってケアをしてあげるのもおすすめ。

関節は、猫が極端に運動しなくなった・歩き方がおかしい・足を痛がる等の症状が現れたら動物病院を受診しましょう。また、特別症状がなくても日常的に関節サポートサプリをあげるのもOKです。

5.健康ケア

シニア期の猫にとって忘れてはいけないのは健康のケア。シニア期の猫は若い猫と比べ、病気になりやすいものです。人も歳を重ねるほど健康診断の検査項目が増えていきますが、それは猫も同じで、若いときよりもさまざまな体のチェックが必要に…。

定期的な健康診断はもちろんですが、日常の中でも飼い主が愛猫の状態を確認するようにしましょう。急激な体重の増減はないか・視点がずれてないか・呼ぶと振り向くか・食欲は減ってないか・排便排尿に変わりないか・毛艶はよいかなど。

毎日みている飼い主にしか気づけないこともあるので、愛猫がシニア期に突入したら健康チェックは忘れずに行えると良いでしょう。

猫の長寿をお祝いするアイディアは?

猫が還暦を迎えたら長寿のお祝いをしてあげましょう。お祝いは次のようなものがおすすめ!

  • 赤いプレゼントを贈る
  • 猫用ケーキでお祝い
  • 家族で記念撮影

赤い首輪や赤いクッションなどを贈り、ケーキを食べて記念撮影!これほど盛大にお祝いしてあげれば、猫の記念を思い出として残すのにも十分です。

なおケーキは手作りでも問題ないですが、猫の禁止食材やアレルギー食材には注意。鶏のササミなどを使ったヘルシーで健康的なケーキを用意してあげましょう。

まとめ

猫の還暦は11歳。「生まれてたった11年で還暦を迎えるとは」と驚く飼い主もいるかもしれませんが、11歳を迎えたらぜひ愛猫の長寿のお祝いをしてあげてください。

プレゼント贈呈やケーキを食べたり記念写真を撮ったりして、家族みんなで愛猫の長寿を思い出に残しましょう!

また、還暦を迎えたらさまざまなシニアケアを取り入れていきたいもの。今回紹介した5つのケアを実践し、愛猫がこの先1日でも長く生きていけるように、飼い主もできる限りのサポートをしてあげてくださいね。

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