【福島記念】田辺「凄く精神面の成長ある」ホウオウエミーズが重賞初制覇

11月12日、福島競馬場で行われたG3・福島記念は、3番人気のホウオウエミーズがゴール前の接戦を制して嬉しい重賞初制覇を飾った。ゴール前ではビッシリと馬体を合わせた見応えある追い比べで僅かハナ差の決着だった。

福島記念、勝利ジョッキーコメント
1着 ホウオウエミーズ
田辺裕信騎手
「騎乗依頼をもらって、勝つことができて良かったです。まだ未完成というか、華奢なところもあって、なかなか最初は結果が出てこなかったのですが、レースを使うごとに力もつけてたみたいで、まさか重賞を勝つ馬にまで成長してくれるとは。メンバー的にも流れそうかなと思ったんですけども、直線が短いというのも意識しながら進出はしました。抜け出す形としては、割と早かったのかもしれないですけど、こっちもまだ手応えがあるなという感じで凌いでくれました。物怖じしないというか、凄く精神面の成長もあります。走りももちろん力はつけてると思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

11月12日、福島競馬場で行われた11R・福島記念(G3・3歳上オープン・ハンデ・芝2000m)は、田辺裕信騎乗の3番人気、ホウオウエミーズ(牝6・美浦・池上昌和)が勝利した。ハナ差の2着に12番人気のダンディズム(せん7・栗東・野中賢二)、3着に4番人気のカレンルシェルブル(牡5・栗東・安田翔伍)が入った。勝ちタイムは2:00.9(良)。

1番人気で大野拓弥騎乗、シルトホルン(牡3・美浦・新開幸一)は6着、2番人気で団野大成騎乗、ノースザワールド(牡5・栗東・大久保龍志)は10着敗退。

なお、15番のカントルはスタートでの落馬のため競走中止となっている。

ロードカナロア産駒

田辺裕信騎乗の3番人気、ホウオウエミーズが嬉しい重賞初制覇を飾った。道中は後方3、4番手からじっくりと行く形に。勝負どころを大外からグングンと進出。勢いよく直線までは運ぶと、馬場の真ん中から力強く伸び、外から来たダンディズムの追い上げをハナ差凌いだ。

ホウオウエミーズ 29戦6勝
(牝6・美浦・池上昌和)
父:ロードカナロア
母:エミーズスマイル
母父:アグネスタキオン
馬主:小笹芳央
生産者:社台ファーム

【全着順】
1着 ホウオウエミーズ 田辺裕信
2着 ダンディズム 富田暁
3着 カレンルシェルブル 吉田隼人
4着 ウインピクシス 松岡正海
5着 アケルナルスター 丹内祐次
6着 シルトホルン 大野拓弥
7着 グリューネグリーン 永野猛蔵
8着 ヴァンケドミンゴ 角田大和
9着 アナザーリリック 丸山元気
10着 ノースザワールド 団野大成
11着 ダンテスヴュー 石橋脩
12着 ナイママ 武藤雅
13着 テーオーシリウス 藤岡佑介
14着 バビット 内田博幸
15着 ユニコーンライオン 国分優作
競走中止 カントル H.ドイル

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