八角理事長、照ノ富士に奮起促す 「横綱の自覚はあるだろう」

大相撲九州場所が初日を迎え、協会あいさつをする八角理事長=福岡国際センター

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は九州場所初日の12日、腰痛で3場所連続休場した横綱照ノ富士に「腰が悪いと力が入らない。来年に向けて体をつくり直してきてほしい」と奮起を促した。4場所連続休場明けの夏場所で優勝したことにも触れ「完全に治れば力はある。本人にも横綱の自覚はあるだろう」と語った。

 今場所から力水のひしゃくに口をつける本来の形が復活。角界は新型コロナウイルスの厳しい感染対策を続けてきただけに「これで全て元に戻ったのではないか」と感慨に浸っていた。

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