開催は「安全上問題ないと判断」 ハマス襲撃の音楽フェス主催団体

記者会見するイスラム組織ハマスに襲撃された音楽フェスティバルの主催団体メンバー=11日、イスラエル中部スドットヤム(共同)

 【スドットヤム共同】イスラム組織ハマスの襲撃で多数が死亡したイスラエルの野外音楽フェスティバルの主催団体が11日、イスラエル中部スドットヤムで襲撃後初めての記者会見を開いた。ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザから約5キロの砂漠地帯で開催したことについて「ガザとの境界近くでも(当時の)イスラエルでは安全上問題ないと判断した」と述べた。

 軍から開催許可を取得し、会場には武装警察官27人、警備員80人が配置されていたという。しかし侵入した大勢のハマスの戦闘員が「対戦車ロケット砲や手りゅう弾を所持していた」とし、警備がハマスの武装規模に対応しきれなかったとの見方を示した。

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