パンタクシーで総社の店巡って 会議所、イラスト描いた2台運行

 総社商工会議所(総社市中央)は、タクシー会社と協力し、あんパンやメロンパン、クロワッサンといったさまざまなパンのイラストを車体にあしらった「パンタクシー」の運行を始めた。来年3月末まで2台が市内を走る。会議所が展開するパン店のPR企画「パンわーるど総社」を盛り上げる狙い。

 タクシーは豪渓交通(総社市宍粟)と市内に営業所がある備北タクシー(高梁市旭町)の各1台。いずれもパンのイラストのほか、同企画の公認キャラクター「さっくん」、総社市内にある作山古墳のPRキャラクター「つっくん」をデザインしている。10月下旬に運行を始めた。

 乗車した先着計600人には、同企画の参加店で使えるクーポン券(200円分)のプレゼントもある。

 通常デザインの車両に交じって運用されるため、いつどこで乗車できるかは運次第という。会議所は「出合えたらラッキーなパンタクシーに乗って、店を巡ってほしい」と呼びかけている。

 会議所の創立60周年記念事業の一つ。同企画は現在、市内10店舗が県産食材を使ったドッグパン、ロールケーキ、ドーナツを提供する「So―Jaドッグ&ロール&ドーナツ」を今月30日まで実施している。

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