現地時間11月12日、プレミアリーグ第12節のリヴァプール vs ブレントフォードの試合がアンフィールドで行われた。
リヴァプールは遠藤航がアンカーの位置でリーグ戦2度目の先発出場。ドミニク・ソボスライ、コーディ・ガクポと中盤を構成し、前線はモハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョタが3トップを形成した。一方のブレントフォードは普段の4-4-2ではなく、対ビッグクラブ仕様の5-3-2の布陣を採用してこの一戦に臨んだ。
開始4分にガクポがソボスライとのワンツーからファーストシュートを放つと、ブレントフォードも5分、ハーフウェーライン付近からのFKを起点に惜しい場面を作るなど、両チームが持ち味を生かした攻撃を繰り出していく。
22分には左サイドを突破したジョタのクロスをソボスライが左足でシュート。これがヌニェスへの絶妙なラストパスになり、ヌニェスはこれを丁寧に流し込んだが、惜しくもオフサイドでノーゴールの判定となった。
27分には右CKからフィルジル・ファン・ダイクがヘディングシュート。GKマルク・フレッケンが弾いたボールをジョエル・マティプが頭で繋ぎ、ヌニェスがオーバーヘッドキックで押し込んだものの、これもオフサイドでゴールは認められない。
対するブレントフォードも32分、相手のCKを跳ね返してからのカウンターでブライアン・エンベウモがGKアリソンと1対1の場面を作ったが、シュートはアリソンが左手で触りゴールを許さなかった。
迎えた39分、リヴァプールは中盤でのボール奪取からトレント・アレクサンダー=アーノルドが縦パスを入れ、受けたヌニェスが右サイドのスペースへ。走り込んだサラーが丁寧に流し込み、先制に成功する。
前半アディショナルにはヌニェス、サラーが惜しい場面を作るなど、リヴァプールがペースを握ったまま前半が終了する。
後半の立ち上がりはブレントフォードが優勢に進め、50分にはマティアス・イェンセンが直接FKでゴールを狙ったが、ここはアリソンが弾いてゴールを許さない。対するリヴァプールもコスタス・ツィミカスやガクポがミドルシュートを狙ったが、いずれも枠を捉えることはできなかった。
62分、相手の攻撃をしのいだリヴァプールは素早く反撃して左サイドで起点を作ると、ジョタのスルーパスからツィミカスがゴールラインギリギリで折り返す。逆サイドで待ち受けたサラーが頭で合わせ、リードを2点に広げる。
ブレントフォードは3枚替えを敢行して反撃を試みようとしたが、ゴールを奪ったのはリヴァプールだった。74分、両サイドから連続攻撃を仕掛けて相手を押し込むと、ツィミカスからの折り返しを受けたジョタがカットインから強烈なミドルシュートを突き刺した。
ブレントフォードは77分から立て続けにCKのチャンスをつかんだが、クリスティアン・ノアゴーアが頭でコースを変えたボールはファン・ダイクが長い足でクリアし、イーサン・ピノックのヘディングシュートはアリソンがブロック。その後スコアは動かず、リヴァプールは19歳のジェームズ・マッコネルをプレミアリーグデビューさせる余裕を見せながら3-0の快勝を収めた。
次節、リヴァプールはアウェーでマンチェスター・シティと、ブレントフォードはホームでアーセナルと対戦する。
◉試合結果
リヴァプール 3-0 ブレントフォード
1-0 39分 モハメド・サラー(リヴァプール)
2-0 62分 モハメド・サラー(リヴァプール)
3-0 74分 ディオゴ・ジョタ(リヴァプール)