富山県南砺市にローラースキーコース完成 お披露目式で地元の児童・生徒が試走

ローラースキーコースが完成し試走する子どもたち

 南砺市小来栖のたいらクロスカントリー場で整備が進められてきたローラースキー専用コースが完成し、12日にお披露目式が行われた。市によると、専用コースは北陸で初めて。雪がない時期にノルディックスキー距離の練習を行うことができ、地元小中高生の競技力強化とともに、大会開催や近隣県からの合宿誘致も目指す。総工費は1億1600万円。

 同クロスカントリー場の未舗装コースのうち1.7キロを幅6メートルにわたりアスファルトで舗装した。コースの一部もローラースキー用に改良した。今年5月に着工し、10月末に完成した。

 お披露目式で田中幹夫市長は「念願の専用コースが完成し、うれしく思う。この場所から世界のトップを目指せるような選手が出てきてほしい」とあいさつした。

 テープカット後、早速地元のスキーチームの児童や中学校、高校のスキー部の生徒ら40人が試走した。南砺平高スキー部1年の山田諭司さんは「とても滑走しやすいコース。道路の幅も広く、思い切り滑ることができる」と喜んだ。

たいらクロスカントリー場のローラースキーコース完成を祝い試走する子どもたち
ローラースキーコース完成を祝って行われたテープカット
完成したローラースキーコースの俯瞰図

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