脱出ゲームで災害知識学ぶ 富山県滑川市で体感型防災イベント

防災に関連する謎を解く参加者=中滑川複合施設「メリカ」

 防災教育と脱出ゲームを組み合わせた「体感型防災アトラクション」が12日、滑川市田中新町の中滑川複合施設「メリカ」で開かれ、参加者がゲームを通して防災に関する知識やチームワークの大切さなどを学んだ。

 滑川市に線状降水帯が発生し、大雨特別警報が発表されたとの設定で行われた。参加者は防災に関する知識が問われる謎を解きながら、制限時間内の脱出を目指した。

 ゲーム後の学習会では、6月の白岩川の堤防決壊や2018年の西日本豪雨など、県内外で発生した水害を例に、ハザードマップの確認や防災アプリの大切さに理解を深めた。

 体感型防災アトラクションはフラップゼロα(大阪)が全国で実施しており、北陸では初開催。

 同日、メリカでは「防災フェスタ」も開かれ、謎解きゲームや避難飯の販売、初期消火の体験コーナーなどが設けられた。

西日本豪雨の写真などを例に、ハザードマップの重要性を伝えた学習会
メリカでは防災マルシェも開かれた
脱出ゲーム用に作成された本物さながらのニュース映像

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