わんぱく相撲女子 土田さん(茨城・常総の水海道小)笑顔の初入賞 2度目挑戦、全国4位

5年生個人の部で4位入賞した土田らんさん=常総市水海道諏訪町

9月24日に新潟県新発田市で開かれた「第4回わんぱく相撲女子全国大会新潟しばた大会」の5年生個人の部で、茨城県常総市立水海道小5年の土田らんさん(11)が4位入賞した。昨年に続く2度目の挑戦で初入賞。「4位に入れて良かった」と笑顔を見せつつ「来年は優勝を目指したい」と闘志を燃やしている。

土田さんが相撲を始めたのは、全国大会に参加できる年齢に達した昨年。3歳から柔道に親しみ、母親のはる菜さん(36)の勧めで力試しのつもりで出場した。予選を勝ち抜き全国出場を果たしたが、1回戦で敗退。他の選手との力の差を痛感した。

「雪辱を果たしたい」との思いでこの1年間、動画を見て研究したり、家族とぶつかり稽古をしたりして練習に励んだ。クラブチームには所属せず、東洋大牛久高(牛久市)の相撲部の稽古にも参加し、高校生に交じって練習を重ねた。

練習の成果が実り、地区予選と県大会を突破。2度目の全国切符を手にした。「教えてもらったことを生かそう」と試合に臨み、準決勝まで勝ち進んだ。

準決勝で惜しくも敗れ、3位決定戦でも一歩及ばず敗退した。「負けた時は悔しかった」と振り返る。それでも昨年から成績を大きく伸ばし、4位入賞という結果を残した。

わんぱく相撲への参加は6年生となる来年が最後。今後はクラブチームに通うことを検討するなど、優勝を目指して準備を進める。土田さんは「技を磨き、もっと強くなりたい」と活躍を誓った。

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