「とても誇りでとても幸せ」合計8ゴールの壮絶な打ち合いをドローに持ち込んだチェルシー、ポチェッティーノ監督はパフォーマンス称える「今日は本当に重要だった」

ドローにも満足感を示したポチェッティーノ監督[写真:Getty Images]

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、マンチェスター・シティとの激闘を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
【動画】合計8ゴールの壮絶な打ち合い! チェルシーvsシティ

12日、プレミアリーグ第12節でチェルシーはホームにシティを迎えた。

今季も低調なスタートを切ってしまったチェルシー。4勝3分け4敗と中位に位置する中、相手は今季も首位を走るシティとなった。

ビッグマッチは予想だにしなかった壮絶な打ち合いに。25分にアーリング・ハーランドのPKでシティが先制するも、29分にチアゴ・シウバが同点ゴール。37分にはラヒーム・スターリングが古巣相手に逆転ゴールを決めるが、46分にシティが追いつき前半を2-2で終える。

後半に入り47分にハーランドのゴールデ再びシティが勝ち越しに成功。67分にチェルシーはニコラス・ジャクソンのゴールで追いつくが、86分にロドリにゴールを許して敗戦かと思われた。しかし、後半アディショナルタイムにPKを獲得。これを古巣対戦となったコール・パーマーがしっかり決め、4-4のドローに終わった。

壮絶な打ち合いとなるも、何度も追いつき勝ち点1を手にしたチェルシー。ポチェッティーノ監督は選手たちが見せたパフォーマンスを称えた。

「とても誇りに思っているし、とても幸せだ」

「今夜のパフォーマンスは素晴らしかったので、選手たちは称賛に値する。私にとって世界最高のチームと対戦した。試合中にはあまりにも多くのことが起こったが、我々の試合運びは本当によく、とても誇りに思った」

「もちろん改善すべき点は常にあるが、プロセスの途中だ。ゼロからプロジェクトを立ち上げていく旅をしている。この種の経験と試合はとても重要であり、選手とチームを大きく成長させるが、今はそれを活かして将来につなげる必要がある」

「我々が目指すところはまだ程遠いが、それがプロセスだ。この時期は別の問題だが、もちろんこの種のパフォーマンスは将来のために活かす必要がある」

「我々は一歩ずつ進んでいるが、もしかしたら2歩ジャンプできるかもしれない。でも、今日は大きなモチベーションになり、ファンとサポーターが我々をサポートしてくれて素晴らしかったので、警戒が必要だ」

終盤に勝ち越されるも、最後のPKをしっかりと決め切るなど粘り強さも示せたチェルシー。ポチェッティーノ監督は構築中のチームが見せたメンタリティと能力を称え、これを次に繋げていくことが大事だとした。

「我々はメンタリティを示し、人間性を示し、マンチェスター・シティのようなチームに対してゴールを狙って支配するための手段を持っていること、そしてチャンスを作り出す能力があることも示した。今日は本当に重要だったと思う」

「月曜日に言ったように、おそらくこれは我々の自信を築き、我々の仕事のやり方をもっと信じ始めるための出発点だ。今日を経て、今後はこのようにして将来的に競争する方法に変換することが重要だ」

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