アストロズ エスパーダ・ベンチコーチが内部昇格で監督に就任へ

日本時間11月13日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、アストロズはジョー・エスパーダ・ベンチコーチを内部昇格で監督に起用することを決めたようだ。同14日に本拠地ミニッツメイド・パークで記者会見を開き、デイナ・ブラウンGMから新監督決定が正式に発表される見込みとなっている。現在48歳のエスパーダはここ6シーズン、アストロズのベンチコーチを務め、A・J・ヒンチ監督(現タイガース監督)と今季限りで勇退したダスティ・ベイカー監督を支えてきた。

エスパーダは現役時代、メジャーでのプレー経験はなく、内野手としてアスレチックスなどで9年間プレー。独立リーグでプレーした2005年シーズンを最後に引退すると、マーリンズのマイナーで指導者としてのキャリアをスタートし、2010年にはメジャーの三塁ベースコーチに就任した。

2013年シーズン終了後、マーリンズはエスパーダに監督経験を積ませるためにマイナーA+級の監督に任命したが、エスパーダはGM付き特別補佐としてヤンキースへ移籍。2015年から内野守備コーチ兼三塁ベースコーチに就任し、2018年からはレッドソックスの監督に就任したアレックス・コーラの後釜としてアストロズのベンチコーチを務めてきた。

2018年オフにレンジャーズ、2019年オフにカブスの監督候補になるなど、「将来の監督候補」として注目されてきた人材であり、ベイカー監督の退任後、ほとんど候補者の名前が浮上しなかったことから、アストロズにとってエスパーダの内部昇格が最優先の選択肢だったことがうかがえる。6年間ベンチコーチを務めたことでチーム事情は十分に把握しており、シームレスな監督交代が実現した。

アストロズは主力選手の大半が来季もチームに残り、ブラウンGMは「ブルペンの補強」と「正捕手ヤイナー・ディアスを支える控え捕手の確保」を今オフの課題として挙げている。なお、MLB公式サイトはエスパーダがオリオールズのブランドン・ハイド監督と義兄弟であることを紹介している(エスパーダの嫁はハイド監督の嫁の妹)。

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