西野七瀬が「大奥」で主人公に誠心誠意仕える付き人に。主演・小芝風花と初共演

西野七瀬が、フジテレビ系で2024年1月にスタートする連続ドラマ「大奥」(木曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。主演の小芝風花が演じる主人公・五十宮倫子に仕える、お品役を務める。

「大奥」は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”=大奥で、たった一つの愛を得ようともがく女性たちの闘いを描く、はかなくて切ない物語。2019年に「大奥」シリーズの完結作としてオンエアされたフジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」以来約5年ぶりに、世代を超えて長きにわたって愛されてきた「大奥」がより一層進化を遂げて「木曜劇場」枠で帰ってくる。令和版として、“愛”をテーマにした「大奥」史上最も切なくて美しいラブストーリーが映し出される。

時は江戸中期。景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素・倹約・勤労の日々を送っていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、倫子は、第10代将軍・徳川家治(亀梨和也)との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡る。そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがおり、たった1人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、女たちの激しい戦いが繰り広げられていた。同じ頃、大奥と江戸幕府を混乱の渦に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていた――。

西野が扮(ふん)するお品は、京の宮家の姫である倫子を尊敬し、誠心誠意仕えている。倫子が家治と政略結婚するにあたり、お品も倫子と共に江戸城に入ることに。大奥でさまざまな試練に直面する倫子の一番の味方で、お世話係としてどんな時も倫子に尽くす。倫子がほかに好意を寄せている相手がいることに気付いているお品は、倫子を心配そうに見守る。

「大奥」への出演が決定し、西野は「皆さん誰もが聞いたことのある『大奥』に出演できると聞いてうれしかったです。母が昔から見ていた作品で、私もその横で見たりしていたので、そんな作品に出られるなんてすごいなと思いました」とうれしそう感激し、台本を読んでみての感想としては「切ないポイントが多いなと感じました。女性同士の戦いはありつつも、今回の『大奥』ならではの新しい要素もあるなと思っています。監督やプロデューサーの皆さんとお話した際にも、新しい要素を入れていきたいとお話されていたので、一緒に挑戦させていただくような気持ちです」と語る。

演じるお品については、「主人公の幼なじみであり、友達であり、付き人という役柄で、今の時代ではなかなかない設定なので難しいなと思っています。付き人としての能力をしっかり持ちつつ、倫子のことを誰よりも分かってあげられるよき理解者でもあり、困難が訪れても倫子と2人で乗り越えていく姿を丁寧に演じていけたらと思っています。倫子もお品も心(しん)はしっかりと持っている強い人で、どちらかがくじけそうになっても、どちらかが必ず救い上げられる絆の強い2人だと思うので、2人のつながりの強さを見ている方にお届けできたらいいなと思っています」と意気込む。

そして、「今回の『大奥』は時代劇ではあるのですが、監督もおっしゃっていましたが時代劇ということにとらわれすぎずに挑戦したいなと思っています。話す言葉も現代の言葉に近いセリフになっていたりと、視聴者の皆さんにも伝わりやすい内容になっていると思うので、現代のドラマと同じように楽しんでいただけたらと思います。今までの『大奥』の世界観を大事にしつつも、新たな『大奥』をお届けできるよう頑張りますので、ぜひご覧いただけたらうれしいです」とアピールしている。

ドラマを手掛ける企画・安永英樹氏は「ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)を見ていた時に、いつか『大奥』をやることがあったら西野さんに絶対にお願いしたいと思っていました」と述べ、「バラエティーなどでも見せる柔らかさと柔軟さ、そしてふんわりとしたところの合間に見せる心の強さは、将軍正室・倫子を支えながらも嵐に巻き込まれ戦い、翻弄(ほんろう)されるお品にぴったりだと思っています」と起用理由を明かす。加えて「豪華な着物をまとった西野さんの姿もドラマの見どころになると思います。お楽しみにしてください!」と手応えをうかがわせている。

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