冨安健洋の森保監督への戦術変更直訴、「日本の野球監督に見て欲しい」と川﨑宗則さんが賞賛!「(大谷)翔平さんも…」

アーセナルで活躍する日本代表DF冨安健洋が、ABEMAスポーツタイムで影山優佳さんと対談した。

冨安は4-1で勝利した9月のドイツ戦で圧巻のパフォーマンスを披露。その試合ではハーフタイムに冨安が森保一監督に対して4バックから3バックへの変更を提案したことが話題になった。

そのシーンについて直撃された冨安はこう答えていた。

「(森保監督との会話シーンが映像に)しっかり映ってたんですね(笑)

これバレてると思わなかったんだよな(笑)森保監督の口が『3枚やる』って言ってますよね(爆笑)

(話しかけたのは冨安のほうが先か)

ですかね、たぶん…。僕が呼んだような(森保監督の)リアクションだな(笑)

ずっと4バックでやっていて、あっちが5枚前線に並べてきていたので。

特に(伊藤)洋輝のところで、2vs1になるシーンが多くて。かなりうまく対処してくれてはいたんですけど。でも、これを90分やるのは多分きついし、いつかやられるなと感じたので。

『このまま4(バック)でやるのはきついかもしれないです』っていう風に言ったら、森保監督側も3枚でやる予定だったよみたいな感じだったので。じゃあそれで行きましょうみたいな感じになって。

(森保監督は普段から選手の意見を戦術に反映させるのか)

僕が言うこととかは基本的にないので、システムとかに関して。でも、森保さんは選手の意見を尊重してくれる方なので。

W杯の時も僕らの意見を監督に伝えて、監督が吟味して変えてくれたりだとかはあったので。本当にいい関係を築けていると思います。

(森保監督はカメレオン戦術と言われることもあるが、その流動性は選手にとっては難しいのでは)

でも、ヨーロッパの4~5大リーグだったり、レベルの高いところでやってる(日本代表)選手たちが今は多いので、選手それぞれのスタンダードのレベルが上がっていますし。

だからこそ、いま日本代表が強くなっているんじゃないかと思うので。難しさとかは感じてはないですね」

影山さんは、冨安が森保監督に戦術変更を提案したことに驚いていた。

そのうえで、野球界で監督に選手が戦術のことを言うことはあるのかと質問。これに対して、かつてMLBでもプレーした川﨑宗則さんはこう答えていた。

日本ではほぼほぼないですよ。

日本の(野球)監督に是非見て欲しい。今の映像を見て欲しい!

選手が戦術をパッて言える環境っていうのは、本当にいまの時代は大事なんですよ。

昔の僕らは違いました。監督に言われたらハイ!(と従う)。監督が責任とるからで終わっちゃうんです。でも、それだとおもしろくないんですよ。みんなで作り上げようと。

(日本野球界ではないが)メジャーではよくありました。選手が監督によく話してました。

だから、監督の横にメジャーの有名な選手は…(大谷)翔平さんもよくそこにいますよ、近くに。

監督の近くにいて(相談しあいながら)チームのキャプテンたる者がみんなで話をする、こういうことやろうって。

アメリカのメジャーリーグでは選手から提案することもあるとか。

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日本の野球界でも選手からの戦術提案があっていいと感じており、冨安と森保監督とのやり取りを是非見て欲しいとのこと。

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