FA選手をランク付け 最高ランクの「ティア1」は大谷翔平のみ

日本時間11月13日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は95人のFA選手を5つのランクに分類する特集記事を公開した。最高ランクの「ティア1」の分類されたのは大谷翔平のみ。フェインサンド記者は「少し異例かもしれないが、大谷に単独のティアを与えることにした。2024年は即戦力として打線にインパクトを与え、2025年にはローテーションにオールスター級の投手が加わることになる」とコメント。大谷に匹敵するFA選手は存在しないということだろう。

大谷に次ぐ「ティア2」にはコディ・ベリンジャー、マット・チャップマン、ソニー・グレイ、ジョシュ・ヘイダー、J・D・マルティネス、ジョーダン・モンゴメリー、アーロン・ノラ、ブレイク・スネル、ホルヘ・ソレア、山本由伸という大物FA選手たちが名を連ねた。ドジャースが「ティア2」のマルティネスへのクオリファイング・オファーを見送り、大谷獲得に注力する姿勢を見せていることからも大谷の突出ぶりがうかがえる。

フェインサンド記者は、山本について「日本からメジャーリーグにやってくる他の選手たちと同様に、山本がどのようにメジャーリーグに適応していくかという部分はミステリーだ。しかし、この右腕は過去数年間で日本球界における最高の投手(もしくは最高の選手?)であり、どのチームと契約したとしても、違いを生み出す選手になるだろう」と紹介している。

今永昇太は「ティア3」に分類された。フェインサンド記者は「今永はワールド・ベースボール・クラシックで優勝した日本代表の一員として、決勝戦で先発のマウンドに立った。2016年のデビュー以降、日本でベストの投手の1人であり、通算では投球イニングを上回る奪三振を記録している」と紹介。韓国球界からのメジャー移籍を目指す李政厚(イ・ジョンフ)と元中日ドラゴンズのジャリエル・ロドリゲスも「ティア3」に入った。

なお、前田健太、ニック・マルティネスらが「ティア4」に分類され、オリオールズからFAとなった藤浪晋太郎、北海道日本ハムファイターズからメジャー移籍を目指す上沢直之、東北楽天ゴールデンイーグルスからメジャー移籍を目指す松井裕樹らは「ティア5」にも名前がなかった。

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