『第74回NHK紅白歌合戦』初出場組のチャートイン記録をおさらい

12月31日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』の出演アーティストが発表された。今回、初出場となるアーティストは全13組。そのうち11組を、ビルボートジャパンチャートの記録とともに紹介する。(以下50音順)

■新しい学校のリーダーズ
“青春日本代表”を掲げる4人組ダンス&ボーカルグループ。2021年にはアジアのカルチャーを世界に発信するレーベル88risingより世界デビューを果たし、今月7日からはアメリカやメキシコ、タイなどを回るワールドツアーを開催中だ。日本国内では、2020年にリリースした「オトナブルー」がTikTokでバズを巻き起こし、2023年3月29日公開の新人チャート“Heatseekers Songs”で首位を獲得。同曲のTikTokの関連動画は31億回再生を記録し、TikTok上半期トレンド大賞を受賞した。

■Ado
2017年よりインターネット上に歌唱動画を投稿する「歌い手」として活動スタート。2020年10月に「うっせぇわ」で鮮烈なデビューを果たし、その後も「踊」「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」など、次々とヒットソングを生み出してきた。9月にリリースした「唱」は、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で通算6度、ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songsで通算7度、TikTok楽曲人気チャート“TikTok Weekly Top 20で通算3度の首位を獲得するなど、下半期を代表するヒットソングとなっている。

■ano
タレント・女優・モデルなどマルチに活躍する「あの」が、2020年9月より「ano」名義でソロ音楽活動をスタート。2022年10月にリリースした「ちゅ、多様性。」は、中毒性の高いサウンドや、サビの「ゲロチューダンス」が人気を集め、2022年12月7日公開の“TikTok Weekly Top 20”で初登場3位を獲得した。2023年に入ってもYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンスが話題となり、ロングヒットを記録。新人チャート“Heatseekers Songs”の2023年上半期首位に輝いた。

■キタニタツヤ
2014年からボカロP“こんにちは谷田さん”として活動をスタート。2017年よりシンガーソングライターとしても活動をスタートする。7月にリリースした「青のすみか」は、アニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」のオープニング・テーマに抜擢され、ストリーミング・ソング・チャートではチャートイン13週目の速さで累計再生数1億回を突破した。

■すとぷり
2016年に結成された、YouTubeやツイキャスを中心に活動する6人組グループ。2022年に行われた全国5大ドームツアーは全公演完売。同年末にリリースされた4thアルバム『Here We Go!!』は、2022年12月28日公開の総合アルバム・チャート“HOT Albums”で首位を獲得した。

■Stray Kids
2017年に韓国でオンエアされたサバイバル・リアリティ番組『Stray Kids』にて結成された8人組グループ。2020年に日本デビューを果たした。2022年10月にリリースされた「CASE 143」は、日本国内のストリーミング集計で自身初の累計再生数1億回を突破。K-POPのボーイズグループのなかではBTSに次いで2組目の快挙となった。また9月にリリースされた日本1st EP『Social Path (feat. LiSA) / Super Bowl -Japanese ver.-』は、10月末にミリオンセールスを達成したばかりだ。

■SEVENTEEN
韓国出身の13人組グループ。韓国では2015年、日本では2018年にデビューを果たした。4月にリリースされた10thミニアルバム『FML』は、発売初週で70万枚を売り上げアルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で首位を獲得。同作は11月13日現在99万枚を売り上げており、ミリオンセールス間近となっている。

■10-FEET
1997年に結成されたスリーピースロックバンド。邦楽ロックシーンでは長年先頭を走り続けてきたバンドだが、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング・テーマとして書き下ろした「第ゼロ感」が、2022年末から2023年始にかけて大ヒット。知名度をさらに広げた。同曲は2023年上半期Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で、キャリア最高となる第5位をマーク。また9月に行われた【FIBA男子バスケットボールワールドカップ】の予選にて、日本のオリンピック出場決定後に本楽曲が流れたことも大きな話題となった。

■MISAMO
5月に計4日間におよぶ東阪スタジアム公演を成功に収めたTWICEのスペシャルユニット。日本人メンバーであるミナ、サナ、モモの3人で構成されている。7月にリリースされた1stミニアルバム『Masterpiece』は、2023年8月2日公開の総合アルバム・チャート“Hot Albums”で首位を獲得した。

■MAN WITH A MISSION
2010年より活動をスタートした、オオカミ頭の5人組ロックバンド。4月にリリースしたmiletとのコラボ曲「絆ノ奇跡」は、テレビアニメ『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』のオープニング・テーマに起用され、スマッシュヒットを記録した。またバンドは今年、アメリカ、UK&ヨーロッパ、そしてアジアを回るワールドツアーを敢行。現在は国内アリーナツアーを開催中だ。

■Mrs. GREEN APPLE
2013年結成、2022年3月より現在の大森元貴 (Vo/Gt)、若井滉斗 (Gt)、藤澤涼架 (Key)の3人編成となった。大森の高い歌唱力やキャッチーな楽曲、変幻自在のアレンジが年齢問わず人気を集めている。7月にリリースした5thアルバム『ANTENNA』は、ダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で2週連続首位を獲得。さらに、2023年7月12日公開の“JAPAN Hot 100”では、計11曲がチャートインを果たし、2023年度の最多記録を更新。結成10周年にして、キャリアハイを更新し続けている。

© 株式会社阪神コンテンツリンク