ガザの病院攻撃停止へ緊急行動を 国連3機関、世界に要求

スイスのジュネーブにあるWHO本部

 WHOと国連人口基金、ユニセフは12日、パレスチナ自治区ガザの病院に対する攻撃の停止に向けた「緊急行動」を国際社会に要求する声明を出した。

 WHOは12日に得た情報として、ガザ市のシファ病院には600~650人の入院患者と200~500人の医療従事者、約1500人の避難民が残留していると指摘。電力と水と食料が不足し、病院から逃げる安全な経路はないとしている。

 声明はガザ地区北部にあるシファ病院やランティシ病院、アルクッズ病院などへの攻撃で子どもを含む多数が殺害されたとの報道に「恐怖を感じる」と表明。戦闘開始後36日間に医療従事者16人を含む521人が死亡したと明らかにした。

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