新日本科学<2395>、米ナスダック上場の創薬バイオベンチャーSatsuma Pharmaceuticalsを子会社化

新日本科学は、経鼻投与技術のライセンス先で米ナスダック市場に上場する創薬バイオベンチャーのSatsuma Pharmaceuticals, Inc.(カリフォルニア州。売上高-、営業利益△94億8000万円)を完全子会社化することを決めた。新日本科学はSatsuma株の8.4%を保有するが、TOB(株式公開買い付け)の手続きで残る株式を取得する。買付代金は約40億3800万円(約3020万ドル)。買付期間は4月から5月にかけての20営業日で、今後15営業日以内に買い付けを始める予定という。

Satsumaは2016年に設立し、2019年9月にナスダックに上場した。新日本科学が独自考案した経鼻投与基盤技術を応用した偏頭痛薬STS101の開発を手がけており、第3相臨床試験を完了し、2023年3月に米食品医薬品局(FDA)へ新薬承認申請を行った。新日本科学はSatsumaを傘下に収めることで、STS101における全世界を対象とした独占的開発製造販売権を獲得する。

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