J2・ツエーゲン金沢は12日、金沢市の石川県陸上競技場でファジアーノ岡山と今季最終戦を戦い、1―1で引き分け、9勝25敗8分のJ2最下位(22位)でシーズンを終えた。今季で退任する柳下正明監督は試合後のセレモニーで「7年もの間、指揮をさせてもらい、最後に降格という結果になってしまい申し訳ない」と語った。
●岡山に1―1
金沢は前半12分、相手DFのパスミスからFW林誠道が右足で押し込み先制するも、28分に同点に追いつかれた。後半も攻め続けシュート数は相手の7本を上回る9本を放ったが得点とはならなかった。
来季はJ3から1年での昇格を目指す。セレモニーでは、白井裕人主将が新しい本拠地「金沢スタジアム」に触れ「最高のスタジアムにたくさんの方に足を運んでいただき、選手の背中を押してほしい」と涙ながらに呼び掛けた。西川圭史ゼネラルマネジャー(GM)もあいさつし、今季の応援に感謝した。
サポーターは「柳下監督7年間ありがとう」と記した横断幕を掲げ、長年尽力した指揮官をねぎらった。