情報収集衛星、1月に打ち上げへ H2Aロケット48号機

鹿児島県の種子島宇宙センター=8月

 三菱重工業は13日、情報収集衛星「光学8号機」を来年1月11日に種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット48号機で打ち上げると発表した。時刻は午後1~3時を予定している。予備期間は1月12日~2月29日。

 情報収集衛星は、宇宙から地上の様子を観測する事実上の偵察衛星で、北朝鮮の軍事施設の動向把握や災害対応に活用される。デジタルカメラのような仕組みで撮影する光学衛星と、電波を使って夜間なども撮影できるレーダー衛星がある。

 内閣衛星情報センターによると、データ中継用の衛星を含め、今回打ち上がると運用数は計11機となるが、一部は設計寿命を超えており、代替を急ぐとしている。

© 一般社団法人共同通信社