数の子パック詰め、早くもピーク 正月に向け130万本を手作業で コープこうべ

パック詰めや出荷がピークを迎えている数の子=13日午前、西宮市鳴尾浜3

 正月の食卓を彩る数の子のパック詰め作業が、コープこうべのグループ会社「協同食品センター」(兵庫県西宮市鳴尾浜3)で最盛期を迎えている。年末に向けて計約130万本(約25トン)がコープこうべの店舗や宅配用に出荷される。

 同社は、カナダや米国の太平洋沿岸で水揚げされたニシンの卵を使用し、50年以上前から薬品を使わない無漂白数の子の製造に取り組んでいる。黒皮や異物の除去を作業員約20人が丁寧な手作業で行うことで、口に入れた際、周囲に音が聞こえるほどの歯ごたえとプチプチの食感を楽しむことができる。

 同社商品部の中塔博之さん(36)は「無漂白ならではの食感を正月に家族そろって楽しんでほしい」と話した。100グラム税抜き1780円から販売。コープこうべくらしの情報センターTEL0120.443100 (村上貴浩)

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