地獄谷野猿公苑のサル 季節外れの〝出勤〟急増…その理由は?【長野・山ノ内町】

こちらは野生のニホンザルを間近で観察できる山ノ内町の地獄谷野猿公苑です。今年は去年の秋と比べて姿を現すサルが増えているといいます。なぜでしょうか。

■記者
「雪がちらつく寒さのなか、サルたちも温泉に使って気持ちよさそうです」

一日数回の餌やりを求めて公苑に現れるサルたち。野生のため、例年、この時期は木の実などを求めて山奥に入り姿を見せないことがあります。しかし、今年は例年に比べて「出現」ならぬ「出勤」する日が増えているといいます。
11月に入ってからきょうまでは皆勤賞。その理由は?

■地獄谷野猿公苑・萩原敏夫 社長
「春から夏の猛暑とか雨不足っていうので森の木の実とか果実がかなり例年に比べて少ない」

観光客にとってはサルに出会える日が増えました。野生のサルを間近で観察し楽しんでいます。

■アメリカから
「(ニホンザルを)初めて見ました。とてもかわいい。いつもは見ることができないのでラッキーですね」

■松本から
「こんなに沢山のお猿さんを見られるとは思わなかったです。びっくりしました」

サルにとって今はちょうど発情期。そのためこの時期しか見られない様子が観察できます。

■地獄谷野猿公苑・萩原敏夫 社長
「雌の気を引こうとする雄の姿とかなどが観察できます。動物園とは違う本当の自然の姿をぜひ、観察してもらえれば」

サルの「出勤状況」は公式SNSの情報を参考にしてほしいそうです。

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